ABK COLLEGEは、「ABK*」で寮生活や日本語を学習した留学生、そしてABKに関わった多くの方々のご寄附と献身的な協力により2013年に設立されました。当校の設立母体の財団法人アジア学生文化協会は1957年に設立されて以来50年以上にわたり、アジアからの留学生・研修生の受入れ、アジアの人材作りとその問題解決に取り組み、1983年には財団法人アジア学生文化協会日本語コースを開設し、このたび、新たにABK COLLEGEを開校します。ABKが設立された頃は日本への留学生は3000人足らず、いまや15万人を超えるまでになっています。また、ABKで育った留学生および日本人学生OBは1万人を超え、世界中でその絆を広げ、活躍しています。アジア諸国をはじめとする多くの国の留学生がABK COLLEGEに集い、日本語を学び、友をつくり、絆を深め、そしてアジア諸国の発展と平和のために活躍されることを願ってやみません。
*「ABK」とは、アジア文化会館(Asia Bunka Kaikan)を指しますが、アジア学生文化協会のことも、留学生たちは親しみをこめて「ABK」と呼んでいます。
学校法人ABK学館 理事長
ABK学館日本語学校 校長
佃 吉一
*佃 吉一 理事長・校長 略歴
1973-1975 東京都教育委員会(事務主事) 1975-1977 財団法人アジア学生文化協会(学生寮・支援事業担当) 1977-1980 社団法人日・タイ経済協力協会およびタイ国法人 泰日経済技術振興協会に出向 1980-1993 社団法人日・タイ経済協力協会(企画課長) 1993-1998 タイ国法人 泰日経済技術振興協会(アドバイザー) 1998-2013 財団法人アジア学生文化協会(常務理事) 2013- 学校法人ABK学館 理事長・校長、公益財団法人アジア学生文化協会(常務理事)
上記以外の役職 文京区国際交流フェスタ副委員長 荒川区国際交流協会理事 認定NPO法人ブリッジエーシアジャパン副理事長
学校法人ABK学館は、1957年、穂積五一氏によって創立された財団法人アジア学生文化協会を設置母体として誕生した。同協会は、1960年、ア ジア留学生の生活と活動の場であるアジア文化会館(ABK)を設立し、1983年、留学生のための日本語教育機関であるABK日本語コースを開設し、爾 来、生活・勉学両面から留学生支援の事業を展開し今日に及んでいる。
学校法人ABK学館は、財団法人アジア学生文化協会の設立理念であるアジア諸国・諸民族間の「人間的和合」・「互恵協力」の精神(穂積精神)を継承する。また、アジア文化会館は、これまで、50年以上も寮を中心とした先輩と の強固な人間関係(ヒューマンネットワーク)を築いてきたが、今後も、アジアの人々との信頼関係を基にした人間関係を学校教育においても育む ~「一燈やが
て万燈となるごとく」広げて行く~ ことを目指す。
学校法人ABK学館は各種学校ABK学館日本語学校を設置し、アジアを中心とする多様な国からの留学生受入れを安定化し、日本語等の教育及び彼我交流の拡充をはかり、もって人間的和合を促進し、アジアをはじめ世界の平和的発展に寄与する。
平成25年4月19日
ABKの伝統と絆を未来へ引き継ぎ、発展への願いを込めたロゴマーク
公益財団法人アジア学生文化協会
1957年から現在まで使用されている
ロゴマーク
ABK学館日本語学校
(ABK COLLEGE)
ABK COLLEGEのロゴマークは、本校の設置母体である公益財団法人アジア学生文化協会(1957年設立)のロゴマークを踏襲し、新しく作成されました。
真 ん中のAは、アジア、アフリカ、ラテンアメリカのA、3つの円はメンバーの集まりである同窓会の「同」を図案化しています。この「同」には equalityという意味も含まれています。また、円が段々と成長していく様も表し、メンバー同士のつながり、繁栄も示しています。また、歯車は一層の進化・発展を示し、今回、新たに加えられた真ん中のリボンは、ABK(アジア文化会館)の過去から未来への伝統というつながり、アジアを始めとした世界と日本のきずなを 表しています。
今回、新しく作られたロゴマークは、50年以上前にできたABKのロゴを踏襲し、かつ、上部に、「TRAD.(Tradition)1957」と刻印することで、伝統を未来に引き継ぐ事を示しています。